Titre : |
世界時間2 |
Titre original : |
Le temps du monde |
Type de document : |
texte imprimé |
Auteurs : |
フェルナン ブローデル (1902-1985), Auteur ; 村上光彦 (1929-2014), Traducteur |
Editeur : |
東京 : みすず書房 |
Année de publication : |
1999 |
Collection : |
物質文明・経済・資本主義 15-18世紀, ISSN 192333008500 num. III-2 |
Importance : |
349 p. - xlvi p. |
Présentation : |
ill. en noir et blanc., couv. ill. en coul. |
Format : |
23 cm |
ISBN/ISSN/EAN : |
978-4-622-02056-1 |
Note générale : |
index |
Langues : |
Japonais (jpn) Langues originales : Français (fre) |
Résumé : |
アナル学派総帥と称されたブローデルが20有余年の歳月を費やし著した大著の完結。歴史的時間を三層構造として捉えるという、著者の独創的な史観からすると、本巻は、第1巻『日常性の構造』、第2巻『交換のはたらき』の上部構造をなす。世界の経済史を意図して書かれた〈資本の伝記〉である。
15-18世紀において、世界は単一の経済世界をなしていたわけではなく、いくつもの経済世界が自立・併存し形成されていた。本巻第一分冊では、ヨーロッパ世界を舞台に諸世界=経済の攻防が描かれる。ヴェネツィアからアンヴェルス、アムステルダム、そしてイギリスへ、経済の重心が大きく動く躍動的な時代が生き生きと映し出される。第二分冊では、ヨーロッパとの対比において、南米、ロシア、トルコ、極東などの経済史があとづけられ、さらに産業革命の定義と、そのあるべき場所に位置づける試みがなされる。15-18世紀の広大な世界を旅しているような、ときに鳥瞰的、ときに現場におりたつ視覚的な叙述は「できるかぎり大幅に歴史に頼ってゆこう」と言う著者の歴史に対する姿勢から生まれた。歴史の全体を総合的に見わたそうとした本書からは、21世紀までも視野におさめた〈資本主義〉の新たな像が浮かび上がる。その意味で、本書は経済史の古典であると同時に、来たる世紀への道標ともいえるだろう。 |
世界時間 2 = Le temps du monde [texte imprimé] / フェルナン ブローデル (1902-1985), Auteur ; 村上光彦 (1929-2014), Traducteur . - 東京 : みすず書房 , 1999 . - 349 p. - xlvi p. : ill. en noir et blanc., couv. ill. en coul. ; 23 cm. - (物質文明・経済・資本主義 15-18世紀, ISSN 192333008500; III-2) . ISBN : 978-4-622-02056-1 index Langues : Japonais (jpn) Langues originales : Français (fre)
Résumé : |
アナル学派総帥と称されたブローデルが20有余年の歳月を費やし著した大著の完結。歴史的時間を三層構造として捉えるという、著者の独創的な史観からすると、本巻は、第1巻『日常性の構造』、第2巻『交換のはたらき』の上部構造をなす。世界の経済史を意図して書かれた〈資本の伝記〉である。
15-18世紀において、世界は単一の経済世界をなしていたわけではなく、いくつもの経済世界が自立・併存し形成されていた。本巻第一分冊では、ヨーロッパ世界を舞台に諸世界=経済の攻防が描かれる。ヴェネツィアからアンヴェルス、アムステルダム、そしてイギリスへ、経済の重心が大きく動く躍動的な時代が生き生きと映し出される。第二分冊では、ヨーロッパとの対比において、南米、ロシア、トルコ、極東などの経済史があとづけられ、さらに産業革命の定義と、そのあるべき場所に位置づける試みがなされる。15-18世紀の広大な世界を旅しているような、ときに鳥瞰的、ときに現場におりたつ視覚的な叙述は「できるかぎり大幅に歴史に頼ってゆこう」と言う著者の歴史に対する姿勢から生まれた。歴史の全体を総合的に見わたそうとした本書からは、21世紀までも視野におさめた〈資本主義〉の新たな像が浮かび上がる。その意味で、本書は経済史の古典であると同時に、来たる世紀への道標ともいえるだろう。 |
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