Titre : |
アンチモダン : 反近代の精神史 |
Titre original : |
Les antimodernes de Joseph de Maistre à Roland Barthes |
Type de document : |
texte imprimé |
Auteurs : |
アントワーヌ コンパニョン (1950-), Auteur ; 松澤和宏 (1953-), Directeur de publication ; 鎌田隆行, Traducteur ; 宮川朗子 (1968-), Traducteur ; 永田道弘 (1971-), Traducteur |
Editeur : |
愛知 : 名古屋大学出版会 |
Année de publication : |
2012 |
Importance : |
368p. - 85p. |
Format : |
22cm |
ISBN/ISSN/EAN : |
978-4-8158-0684-2 |
Prix : |
6300yen |
Note générale : |
index |
Langues : |
Japonais (jpn) Langues originales : Français (fre) |
Résumé : |
フランス革命を契機に現れ出た 〈アンチモダン〉 の系譜をたどり、数多くの近代人を魅了したその思想の核心に迫る。反革命、反啓蒙思想、悲観主義、原罪、崇高、罵詈雑言といった多面的な相貌の本質を明らかにするとともに、ド・メーストルからバルトにいたるもう一つの近代精神史に光をあてる。 |
Note de contenu : |
目次
序 自由な近代人
第Ⅰ部 思 想
第1章 反 革 命
アンチモダンか、コントルモダンか / アンチモダンと反動派 /
反対の革命か、革命の反対か / 「人間精神の恥」 / 知性の寡頭政治
第2章 反啓蒙思想
バーク、現実主義の使徒 / 経験的政治学とメタ政治学 / 「薄暗い標識灯」
第3章 悲観主義
個人に抗する社会 / 退廃への忍従 / 時代の人となること /
あるアンチモダンの終焉
第4章 原 罪
罰と再生 / 継続される原罪 / すべての人間が罪深い / 伝染と苦痛の可換性 /
王 の 死 / ド・メーストル的ショーペンハウエル / 犠牲者は死刑執行人である
第5章 崇 高
純然たる不純さ / 死刑執行人のメタ政治学 / ロマン主義と反動 /
ダンディ / 崇高に対する憎悪
第6章 罵詈雑言
ある文体の系譜学 / 撞着語法と倒置反復 / アンチモダンな精神 /
言語に対する情熱
第Ⅱ部 人 物
第1章 シャトーブリアンとジョゼフ・ド・メーストル —— ラコルデールの背後で
『キリスト教精髄』 のシャトーブリアン / ロマン主義的主人公、ラコルデールと
モンタランベール / シャトーブリアンとパリ・ノートルダムでの説法 /
ド・メーストルとシャトーブリアンの間で / 影響をこうむった説教師 /
ラコルデールへの反発
第2章 ルナンからブロワまで —— 反ユダヤ主義、あるいは反近代主義
ユダヤ人、近代主義の首謀者 / 親ユダヤ主義者の反ユダヤ主義 /
反ユダヤ主義者の親ユダヤ主義
第3章 ペギー —— ジョルジュ・ソレルとジャック・マリタンの間で
ジョルジュ・ソレルによるアンチモダンの肖像 / 「現代世界」 に反対するペギー /
「抜け目ない者たちの世界」 / パスカル、アンチモダンのヒーロー /
道具化されたベルクソン / バンダ、「アンチ・ベルクソン」
マリタン、アンチモダン、ウルトラモダン、あるいはモダン
第4章 チボーデ —— 最後の幸福な批評家
第三共和政を体現した男 / 比喩による批評 / アンチ・ブリュンチエール /
マラルメとフローベールとともに / 創造的批評と…… / ……文学的風景の歴史との
間で / 独自のものと系列 / 多元主義者か二元論者か / 政治的契機
第5章 ジュリアン・バンダ —— 『新フランス評論』 の左派反動
ペギーかバンダか / 「文学主義」 に対抗して / もう一つの知性党のために /
自称知識人 / 絶対なるものの巡礼者 / 『新フランス評論』 の反ファシスト派 /
タルムードの理知 / 流 血 漢 / おぞましいユダヤ人 /
ポーラン対バンダ、すなわち競い合う二人のアンチモダン /
モダン派、そしてヒューロン族の言語 / バンダか 『新フランス評論』 精神か
第6章 ジュリアン・グラック —— アンドレ・ブルトンとジュール・モヌロの間で
モヌロかブランショか、肯定か否定か / 乗合馬車を追いかける /
斬新なものと反動
第7章 ロラン・バルト —— 聖ポリカルプスとして
最終講義 / 再 読 / 文学の死 / 前衛の後衛に / 前衛のワクチン /
前衛、そして言語への嫌悪 / マルクス主義者バルトと反動家ポーラン /
ディドロよりもボシュエを / 詩による贖罪
結 魅力的な反動
〈運 命 愛〉 / 負けるが勝ち
監訳者解題 —— コンパニョン 『アンチモダン』 を読む
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アンチモダン = Les antimodernes de Joseph de Maistre à Roland Barthes : 反近代の精神史 [texte imprimé] / アントワーヌ コンパニョン (1950-), Auteur ; 松澤和宏 (1953-), Directeur de publication ; 鎌田隆行, Traducteur ; 宮川朗子 (1968-), Traducteur ; 永田道弘 (1971-), Traducteur . - 愛知 : 名古屋大学出版会 , 2012 . - 368p. - 85p. ; 22cm. ISBN : 978-4-8158-0684-2 : 6300yen index Langues : Japonais (jpn) Langues originales : Français (fre)
Résumé : |
フランス革命を契機に現れ出た 〈アンチモダン〉 の系譜をたどり、数多くの近代人を魅了したその思想の核心に迫る。反革命、反啓蒙思想、悲観主義、原罪、崇高、罵詈雑言といった多面的な相貌の本質を明らかにするとともに、ド・メーストルからバルトにいたるもう一つの近代精神史に光をあてる。 |
Note de contenu : |
目次
序 自由な近代人
第Ⅰ部 思 想
第1章 反 革 命
アンチモダンか、コントルモダンか / アンチモダンと反動派 /
反対の革命か、革命の反対か / 「人間精神の恥」 / 知性の寡頭政治
第2章 反啓蒙思想
バーク、現実主義の使徒 / 経験的政治学とメタ政治学 / 「薄暗い標識灯」
第3章 悲観主義
個人に抗する社会 / 退廃への忍従 / 時代の人となること /
あるアンチモダンの終焉
第4章 原 罪
罰と再生 / 継続される原罪 / すべての人間が罪深い / 伝染と苦痛の可換性 /
王 の 死 / ド・メーストル的ショーペンハウエル / 犠牲者は死刑執行人である
第5章 崇 高
純然たる不純さ / 死刑執行人のメタ政治学 / ロマン主義と反動 /
ダンディ / 崇高に対する憎悪
第6章 罵詈雑言
ある文体の系譜学 / 撞着語法と倒置反復 / アンチモダンな精神 /
言語に対する情熱
第Ⅱ部 人 物
第1章 シャトーブリアンとジョゼフ・ド・メーストル —— ラコルデールの背後で
『キリスト教精髄』 のシャトーブリアン / ロマン主義的主人公、ラコルデールと
モンタランベール / シャトーブリアンとパリ・ノートルダムでの説法 /
ド・メーストルとシャトーブリアンの間で / 影響をこうむった説教師 /
ラコルデールへの反発
第2章 ルナンからブロワまで —— 反ユダヤ主義、あるいは反近代主義
ユダヤ人、近代主義の首謀者 / 親ユダヤ主義者の反ユダヤ主義 /
反ユダヤ主義者の親ユダヤ主義
第3章 ペギー —— ジョルジュ・ソレルとジャック・マリタンの間で
ジョルジュ・ソレルによるアンチモダンの肖像 / 「現代世界」 に反対するペギー /
「抜け目ない者たちの世界」 / パスカル、アンチモダンのヒーロー /
道具化されたベルクソン / バンダ、「アンチ・ベルクソン」
マリタン、アンチモダン、ウルトラモダン、あるいはモダン
第4章 チボーデ —— 最後の幸福な批評家
第三共和政を体現した男 / 比喩による批評 / アンチ・ブリュンチエール /
マラルメとフローベールとともに / 創造的批評と…… / ……文学的風景の歴史との
間で / 独自のものと系列 / 多元主義者か二元論者か / 政治的契機
第5章 ジュリアン・バンダ —— 『新フランス評論』 の左派反動
ペギーかバンダか / 「文学主義」 に対抗して / もう一つの知性党のために /
自称知識人 / 絶対なるものの巡礼者 / 『新フランス評論』 の反ファシスト派 /
タルムードの理知 / 流 血 漢 / おぞましいユダヤ人 /
ポーラン対バンダ、すなわち競い合う二人のアンチモダン /
モダン派、そしてヒューロン族の言語 / バンダか 『新フランス評論』 精神か
第6章 ジュリアン・グラック —— アンドレ・ブルトンとジュール・モヌロの間で
モヌロかブランショか、肯定か否定か / 乗合馬車を追いかける /
斬新なものと反動
第7章 ロラン・バルト —— 聖ポリカルプスとして
最終講義 / 再 読 / 文学の死 / 前衛の後衛に / 前衛のワクチン /
前衛、そして言語への嫌悪 / マルクス主義者バルトと反動家ポーラン /
ディドロよりもボシュエを / 詩による贖罪
結 魅力的な反動
〈運 命 愛〉 / 負けるが勝ち
監訳者解題 —— コンパニョン 『アンチモダン』 を読む
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